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【ERP】とは?意味・使い方・例文をわかりやすく解説

ERPは企業の主要な業務データをひとつのシステムで統合管理する仕組み(Enterprise Resource Planning)です。

【ERP】の意味

  • 英語表記:Enterprise Resource Planning
  • 語源・由来:1970〜80年代のMRP(資材所要量計画)を発展させ、財務・人事・生産などの資源(Resource)を計画(Planning)する考え方から「ERP」と呼ばれるようになりました。
  • 詳しい説明:ERPは会計、購買、在庫、製造、人事、販売などの業務モジュールを一つのデータベースでつなぎ、業務プロセスを横断的に管理します。導入によりデータの重複や入力ミスが減り、リアルタイムで経営指標を把握できるようになります。近年はクラウド(SaaSクラウドプロセスベースモジュール在庫、製造、人事、販売などの業務モジュールを一つのデータベースでつなぎ、業務プロセスを横断的に管理します。導入によりデータの重複や入力ミスが減り、リアルタイムで経営指標を把握できるようになります。近年はクラウド(SaaS)型ERPの普及で中堅中小企業にも採用が広がっています。

ビジネスでの使い方

  • 使用される場面:基幹業務の見える化、月次決算の効率化、在庫最適化プロジェクト、ERP導入検討会議やベンダー選定の場面などで使います。
  • 具体的なシチュエーション:経理が月次締めを短縮したい、購買と生産で在庫差異が出るため統合管理したい、複数拠点の人事データを一元化したい、などの課題解決で導入検討が始まります。
  • 業界差:製造業では生産・在庫連携が重視され、流通業では物流・受発注管理、小売ではPOS連携と在庫回転率にフォーカスするなど、業界ごとに重視するモジュールが異なります。

例文

例文①:会議での使用 「ERPを導入すれば、受注から出荷までのリードタイムと在庫の見える化が進みます。」 → 解説:業務プロセスの一元化でリードタイム短縮や在庫把握が可能になる点を説明しています。

例文②:メールでの使用 「来期の業務改善計画に合わせてERPベンダーのRFPを共有します。機能要件とコストを確認してください。」 → 解説:ベンダー選定や要件定義の際によく使われる表現です。

例文③:会話での使用 「うちのERPは会計と在庫が連携していないんだよね。そこを直したい。」 → 解説:部署間でデータが分断されている課題を指摘する日常会話例です。

例文④:別の業界・場面での使用 「SaaS型ERPに切り替えて、支店単位の給与計算を統合しました。」 → 解説:クラウドERP導入による人事・給与処理の標準化を示す例です。

類義語・関連語との違い

用語意味使う場面
ERP企業の基幹業務(会計・在庫・生産・人事など)を統合管理するシステム全社的な業務統合・経営管理
CRM顧客関係管理。顧客情報や営業活動に特化営業・マーケティングで顧客対応を最適化
SCMサプライチェーンマネジメント。調達〜生産〜物流の最適化製造・物流で需給計画や配送最適化
MRP資材所要量計画。生産計画に基づく資材管理の手法製造業の資材手配や生産計画

使い分けのポイント:ERPは社内の「基幹業務の統合」が目的で、CRMは顧客側にフォーカス、SCMはサプライチェーン全体の最適化にフォーカスします。重なる機能もありますが、目的と主対象(社内部署か顧客かサプライチェーンか)で選び分けます。

注意点・よくある間違い

  • ✕(誤用例):「ERPを入れれば全部自動で解決する」
  • ○(正しい例):「ERPは業務を標準化・可視化するが、業務プロセスの見直しと定着が必要」
  • 間違いやすい理由:ERPはツールであり、業務設計やデータ整備、現場の運用負荷軽減策が伴わないと期待通りの効果が出にくいため、万能薬と誤解されがちです。

よくある質問

Q1:ERPを英語で言うと? A1:「Enterprise Resource Planning」です。企業資源(ヒト・モノ・金・情報)を計画的に管理するという意味です。

Q2:ERPとCRMの違いは? A2:ERPは社内の基幹業務を統合管理する一方、CRMは顧客情報と営業プロセスの管理に特化します。両者は連携して使われることが多いです。

Q3:ERPはどんな業界・職種で使われる? A3:製造・流通・小売・建設・サービス業など幅広く使われ、経理・購買・生産管理・人事など基幹業務を扱う職種で特に利用されます。

Q4:クラウドERPとオンプレミスの違いは? A4:クラウドは初期投資が小さく導入が速い反面、カスタマイズが制限されることがあり、オンプレは柔軟だが導入コストと期間が大きくなる傾向があります。

まとめ

  • ERPは企業の会計・在庫・生産・人事など基幹業務を一つのシステムで統合管理する仕組みです。
  • 導入でデータのばらつきが減り、経営判断のための情報がリアルタイムに得られます。
  • 成功には業務プロセスの見直し、データ整備、現場の運用定着が不可欠です。
  • CRMやSCMと役割が重なるが、目的と対象業務で使い分けます。

ぜひ自社の課題に応じて、ERPの導入や既存システムとの連携を検討してみてください。